LIST OF BOOKSこれまでに出た本

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発行順 2011年1月~

日本の歴史 きのうのあしたは……7 明治時代・後期~平成時代

2011年12月26日発売
つぼいこう著 定価

ついにシリーズ最終巻!
主人公の史記くんとこよみちゃんの歴史の旅は、明治後期を経て、大正、昭和、そして平成へと進みます。

  • 1~6巻と同じように、学習指導要領や教科書をくわしく調べ、頻度が高い人物や事件を盛り込みました。
  • 学んだ知識を定着させるために音読シートや歴史用語書き取りプリント、確認テストもつけました。
  • 教科書より内容は高度ですが、学校の勉強のランクアップや、中学受験の準備に適した教材です。

中学生がおしえる小学生の理科実験

2011年12月20日発売
監修 聖光学院中学校・高等学校 物理教諭 寺田 義昌
東京農業大学第一高等学校中等部 理科教諭 武中 豊
著者 朝日小学生新聞編集部/まんが 高橋 タクミ
定価

朝日小学生新聞で人気の「ナノちゃんの理科室」が、本になりました。中高一貫校生のお兄さん、お姉さんに教えてもらいながら、ナノちゃんと一緒に、おうちでもできる実験や観察に挑戦してみよう!

  • 聖光学院中学校・高等学校と東京農業大学第一中・一高の中高一貫校の生徒たちが、先生役です。
  • 理科好きの小学生の女の子・ナノちゃんと一緒に、試行錯誤しながらさまざまな実験や観察をします。
  • 実験のやり方はオールカラー・イラストや写真で紹介しています。
  • 「身近な材料で、おうちでできる」がコンセプトです。
  • 本の実験や観察を実際にやってみることで、学校の授業の理解度が深まるだけでなく、自分で考え工夫する力も身につきます。
  • 学習指導要領に基づいた学年別対応表がついていますから、実験内容と授業内容を照らし合わせることもできます。

ローラのすてきな耳

2011年12月20日発売
エルフィ・ネイセ作/エリーネ・ファンリンデハウゼ絵 定価

私はローラ。ほかの子と同じだったらいいのに、といつも思う。 でも、わたしはちょっとちがっているんだ。
ローラは耳がよく聞こえません。話しかけられても、聞きとれないことがあるので、なかなか遊びの仲間に入れてもらえません。道路で車に気づかず、こわい思いをしたことが何度もあります。ある日、専門のお医者さんに行きました。お医者さんは、いろいろな検査をしました。そして、ローラに補聴器をくれました。それは小さな器械でしたが、ローラと周囲との関係を大きく変えることになります。
この絵本は、耳の聞こえにくい少女だった作者・エルフィ・ネイセの実体験をもとにつくられています。耳の聞こえる人間は日頃意識していませんが、私たちは、家族や友だちとの「会話」や環境が作るさまざまな「音」を聞くことで世界とつながっています。難聴のローラはそれができません。寂しい思いをしながらも、ローラが友だちの中に居場所を見つけていく姿からは、耳が聞こえにくい子どもの気持ちがとてもよく伝わってきます。
朝日小学生新聞に連載され大きな反響を呼びました。
★日本図書館協会選定図書

タシのぼうけんシリーズ3 タシとひみつのゆうれいパイ

2011年12月5日発売
アナ・ファインバーグ、バーバラ・ファインバーグ/作
キム・ギャンブル/絵、加藤 伸美/訳 定価

タシの今夜の晩ごはんは、ゆうれいから教えてもらった“ゆうれいパイ”だよ。村にゆうれいたちがやってきました。タシはゆうれいを追いだすため、知恵をしぼります。そして考えついた方法とは…?
低学年・中学年向けファンタジー小説です。タシのぼうけんシリーズの第3弾!

いつでもだれかの味方です~大江ノ木小応援部  (朝日学生新聞社児童文学賞第2回受賞作品)

2011年11月30日発売
田中直子著 定価

大江ノ木小学校応援部の新米部長になったハルタ。顧問の先生が長くお休みすることになったため、教頭先生に廃部を言い渡されます。部をなんとか盛り上げて存続させようと奮闘するうち、周りの人たちに応援されていることにハルタは気づきます。
視覚的でテンポの速い描写と、魅力的な登場人物。圧倒的なおもしろさにぐんぐん引き込まれます。人それぞれの事情にそっと寄りそうことを、子どもたちが学んでいきます。人間関係が希薄になりつつあるいま、子どもたちにぜひ読んでほしい一冊です。

田中 直子(たなか・なおこ):熊本県熊本市生まれ。活水女子短大(現・活水女子大)日本文学科卒業。1990年~93年、熊本日日新聞に童話を掲載。愛蔵版県別ふるさと童話館43『熊本の童話』(日本児童文学者協会編、リブリオ出版、2000年)に「ヒメの野望」が収録。

DADA モネ 色いろ (フランス発 こどもアートシリーズ3)

2011年11月30日発売
DADA日本版編集部/編著、今井敬子/訳 定価

こだわりのモネ 睡蓮、積みわら、大聖堂、ポプラ並木…
なぜ似たような絵がいっぱい?
DADAは1991年にフランスで創刊された子ども向けの美術雑誌です。第3巻は印象派の巨匠モネをとりあげます。
★フランス・ラベル賞受賞
★日本図書館協会選定図書

DADA ルノワール、みつけた (フランス発 こどもアートシリーズ4)

2011年11月30日発売
DADA日本版編集部/編著、今井敬子/訳 定価

子どもから大人まで読んでなっとく。
第4巻はみんながよく知っている画家ルノワール。「印象派のルノワール」だけでない、もうひとりのルノワールと出会えます。
★フランス・ラベル賞受賞
★日本図書館協会選定図書

タシのぼうけんシリーズ2 タシとふたりの巨人

2011年11月20日発売
アナ・ファインバーグ、バーバラ・ファインバーグ/作
キム・ギャンブル/絵  加藤 伸美/訳 定価

チンツーは、たったひとまたぎでぼくたちの村にくると、「タシをつれてこ~い!」 って、大声でどなったんだ。山のように大きな巨人チンツーから、そしてタシをさらった盗ぞくたちから、タシは無事に逃げることができるのでしょうか?世界20か国以上で読み継がれる 大人気のタシのぼうけんシリーズ、第2弾!

すずかけ荘のピアニスト

2011年10月25日発売
西村友里著 定価

主人公は、小学校6年生の女の子、奈緒子。母親が入院したため、奈緒子は「すずかけ荘」という古い洋館で、年齢も身の上もさまざまな9人の住人たちと暮らすことになります。ある日、すずかけ荘に、「すずかけ荘のピアニストへ」という手紙がそえられた、差出人不明の花束が届きます。すずかけ荘の住人たちと協力して差出人をさがすうちに、奈緒子は、自分とすずかけ荘とのの深いつながりを知ることになります。ピアノを軸に、人の優しさやあたたかさがえがかれた、ロマンチックな物語。朝日小学生新聞に連載され、女の子からの支持が特に高かった小説です。

西村友里(にしむら・ゆり):1957年京都府生まれ。京都教育大学卒。京都市内の小学校で教師を続けながら、創作活動を続けています。

タシのぼうけんシリーズ1 とおい国からきたタシ

2011年10月25日発売
アナ・ファインバーグ、バーバラ・ファインバーグ/作
キム・ギャンブル/絵 加藤 伸美/訳 定価

「ぼくがさいごのドラゴンをやっつけたときのことを話してあげるよ」
タシは、将軍から逃げて、遠い遠いところから、ハクチョウに乗ってやって来ました。勇敢で賢いタシの、冒険話のはじまりです。
オーストラリアで現在、16巻まで出ている、人気の児童文学『タシ』シリーズの1巻です。本書は2話構成になっており、毎回お話の最後に、次のお話の伏線がありシリーズものの楽しさを教えてくれます。アナ・ファインバーグはオーストラリアを代表する児童文学作家で、彼女の書く物語は、子どもたちの想像力を刺激してくれます。また、物語には、やわらかなタッチで描かれたキム・ギャンブルの挿絵がふんだんに盛り込まれており、絵本から章立ての本に移行する年頃の子どもたちにもぴったりの本です。前半の第1話が朝日小学生新聞に連載され、低学年向けの本格的ファンタジーとして注目されました。

アナ・ファインバーグ:1956年イギリスで生まれ。3歳のときオーストラリアに移住。青少年向け文芸誌「スクール・マガジン」の編集者をつとめた後、1988年に「クマのビリーとあらしの冬」でデビュー。1992年にオーストラリア最優秀児童図書賞(低学年部門)を獲得するなど、オーストラリアを代表する児童文学作家として活躍している。

バーバラ・ファインバーグ:アナ・ファインバーグの母。タシシリーズをアナ・ファインバーグと共同で執筆。

キム・ギャンブル:1952年シドニー生まれ。さまざまな職を転々とした後、36歳から「スクール・マガジン」に子ども向けのイラストを描き始め、編集者のアナ・ファインバーグと知り合う。1988年にファインバーグと共著の絵本でオーストラリア最優秀児童図書賞(低学年部門)を受賞。その後も、ファインバーグとのコンビで20冊以上の本を出版している。

加藤 伸美(かとうのぶみ):1966年神奈川県生まれ。中央大学文学部卒。新聞や出版社に勤務した後、99年にオーストラリアに渡り、フリーランスの記者としてシドニーやメルボルンの邦人向け新聞に記事を執筆。著書に「ヨーロッパ横断キャンプ旅行」(光文社)。

アップルムース

2011年9月25日発売
クラース・フェルプランケ著 定価

ぼくのパパは あったかい 手をしている。指は アップルムースの においがする。でも、パパの手は、時々冷たくなる。そんなときの手は、本当に意地悪だ。ぼくは、森に新しい別のパパをみつけにいこうとしたけど・・・。やさしさときびしさ。父親が持つ二つの顔を、子どもの視点から描き、ヨーロッパで高く評価された絵本です。

クラース・フェルプランケ:ベルギーを代表するイラストレーター・絵本作家(オランダ語を母語とするフラマン系)。1964年生まれ。国の内外で、多くの賞を受けています。

★2011ブーケンベルプ賞(ベルギー最優秀児童文学賞銀賞)受賞
★2011ブーケンパウ賞(ベルギー最優秀絵本賞)候補作

DADA ルソー おかしなジャングル (フランス発 こどもアートシリーズ2)

2011年9月20日発売
DADA日本版編集部/編著、今井敬子/訳 定価

「わたしはルソー。ピカソくんと同じく超一流の画家である!」
笑われても自信満々の理由は?
フランス・ラベル賞受賞の子ども向けアート誌、日本版シリーズの第2弾です。

今井敬子:ポーラ美術館学芸員。専門はフランス美術をはじめとする20世紀美術。石川県金沢市生まれ。 上智大学文学部フランス文学科卒業後、フランスへ留学し、ルーヴル美術学院学士課程修了、パリ第4大学ソルボンヌ考古学美術史学科修士課程修了。美術館では、展覧会企画他、教育普及活動も担当している。
★フランス・ラベル賞受賞
★日本図書館協会選定図書

DADA ピカソ びっくりキュビスム (フランス発 こどもアートシリーズ1)

2011年9月20日発売
DADA日本版編集部/編著、今井敬子/訳 定価

「ピカソは難解」だなんて言わせません!
DADAは1991年にフランスで創刊された子ども向けの美術雑誌です。個人ばかりでなく、多くの学校や図書館で定期購読され、教育指導にも使われています。2009年には、教育界によい影響をもたらした出版物に与えられるラベル賞を受賞しました。その定評あるアート誌から日本の子ども向けに適した号を厳選し、翻訳書籍化しました。ユニークな切り口と豊富な図版、おしゃれなつくりも魅力です。
★フランス・ラベル賞受賞
★日本図書館協会選定図書

ベンおじさんのふしぎなシャツ

2011年9月15日発売
シュザン・ボスハウベェルス/作 ルース・リプハーヘ/絵 定価

ヨーゼフは、動物が大好きな男の子。ペットがほしいとママに何度もねだりますが、まったく相手にされません。そんなとき、農園でたくさんの動物をかっているベンおじさんがやって来ました。ベンおじさんは、ひよこがびっしり描かれた、かわったシャツを着ていて・・・・・・。ヨーゼフのねがいは、最後にふしぎなかたちで叶えられます。

絵の中には、たくさんのヒントや謎が隠されていて、絵解きが楽しい絵本です。空想と現実のはざまの世界が描かれており、「こんなシャツがあったらな」と想像がふくらみます。
オランダの若手女性絵本作家2人の共作です。
朝日小学生新聞に連載され、反響を呼びました。

シュザン・ボスハウベェルス:オランダの絵本作家。1993年スヘルトーヘンボス美術デザイン大学卒後、教育関係の書籍の執筆や絵本の製作に携わってきた。

ルース・リプハーヘ:オランダの絵本作家。1983年生まれ。ビレム・デ・コーニング美術大卒。2007年にユニークな絵本「寝室の夜行性動物」(本邦未翻訳)でデビューし、注目を集めた。

やなせたかしのメルヘン絵本

2011年8月20日発売
やなせ たかし著 定価

こんな本は世界ではじめて!
1冊の絵本の中に25冊+1冊の絵本!
絵が楽しい、文章がおもしろい、声を出して読めばうれしい。やなせたかしの世界がつまった短編集。
朝日小学生新聞に連載中の「やなせたかしのメルヘン絵本」待望の書籍化です。やなせたかしの代表作「手のひらを太陽に」など、自身が作詞した詩をもとにした25のお話と、陸前高田の一本松の子どもたちに命名するなど、著者が思い入れのある一本松をモデルにしたお話「松の木の歌」を特別収録し、全26話で構成。バラエティにとんだ内容で、各話カラーイラスト付きの1話4ページと気軽に読むことができるので、学校での朝読書や、読み聞かせ、音読にもピッタリな一冊です。表紙は描き下ろしで、思わず手に取りたくカラフルで楽しいものとなっています。

朗読の部屋
著者が選んだ5話について、著者自身による朗読を公開しています。


やなせ たかし:1919年2月6日、高知県生まれ。東京高等工芸学校図案科(現・千葉大学工学部)卒業。1973年、月刊絵本「キンダーおはなし絵本」に「アンパンマン」掲載以降、人気シリーズとなり、1988年から、日本テレビ系にてアニメ化。主な絵本作品に、「やさしいライオン」「アンパンマンぼうけんシリーズ」(以上フレーベル館)。やなせたかし全詩集「てのひらを太陽に」(北溟社)。日本漫画家協会理事長。2007年4月、横浜市に「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」、2010年4月、桑名市に「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」、2011年7月、仙台市に「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」が、それぞれオープンしている。

八月の子どもたち (あさがく創作児童文学シリーズ3 )

2011年7月31日発売
甲田天著 定価

先生との約束を果たすため、少年は遠い世界からやってきた――。
昭和33年8月、新潟県・白根町の昼下がり。6年生の翼(つばさ)は、一平と名乗る少年と田んぼで出会った。一平は、「戦時中、学童疎開で世話になった先生を探している」と 翼に打ち明ける。戦中をひたむきに生きた一平と、高度成長期を生きる心優しい翼との心の交流を描く、ある夏の物語。

甲田 天(こうだ・てん):1940年福岡県生まれ。大阪で少年期を送る。中央大学法学部卒業。大阪、東京で広告制作に携わり、現在に至る。2007年、「時の扉をくぐり」で「ちゅうでん児童文学賞大賞」を受賞。新潟市在住。

ケミ太郎とベジ子の食から学ぶ理科・社会~台所サイエンス&食の社会科見学

2011年7月15日発売
渋川祥子、朝日小学生新聞編集部著 定価

「ふだん食べてるものって、どうやってつくられてるの?」「食材によって水からゆでる場合と、熱湯からでゆでる場合があるのはなぜ?」など、毎日の「食」の疑問や発見が詰まった、楽しみながら理科や社会への興味が生まれる、おいしくてためになる一冊。
私たちの生活に欠かせない「食」。おいしい料理を作るには、理科の知識が役立つことを知っていましたか? 私たちが当たり前に食べている食材がどんな風に出来て、私たちの元に届けられるか知っていますか? お料理のレシピもありますので、実践(料理)することによって、理科や社会への興味や理解も深まります。ご家族で読んで、実践してほしい一冊です。味つけのルール、おいしいだしの取り方、ご飯をおなべでたく方法など、「お料理」を科学する『台所サイエンス』、身近な「食」について考える『食の社会科見学』の2本立て。写真やイラスト満載のオールカラー136ページ。

【訂正】
12ページの表で、「さいの目切り」の「切った後の大きさ」と「短冊切り」の「切った後の大きさ」のデータが逆になっておりました。正しくは、「さいの目切り」が「1×1×1」、「短冊切り」が「1×5×0.5」でした。

目次 台所サイエンス:1.切り方で変わる表面積/2.みそや塩、砂糖の量は?/3.調理でこわれやすい栄養素、他。全30項目。食の社会科見学:1.キャベツ 冬と春でちがうよ/2.アスパラガス 5、6月が旬/20.マヨネーズ 日本での製造が始まって80年以上、他。全20項目

渋川祥子:横浜国立大学名誉教授。『新版 調理と理論』(共著、同文書院)などの著作多数。小学校の家庭科の教科書の執筆や監修を長く手がけ、テレビ番組などでも活躍。

小中学生のための初めて学ぶ著作権 (あさがく選書)

2011年6月30日発売
岡本薫著 定価

中学校の学習指導要領にも明記されるようになった「著作権」について、文部科学省著作権課長として、著作権のルール作りに携わってきた岡本薫・政策研究大学院大学教授が小中学生向けにわかりやすく解説した1冊。
2011年3月に朝日小学生新聞に連載され、「論理的な考え方が身につく」と好評を博しました。この本では、「権利って何?」「著作権はなぜ必要なの?」といった根本的な疑問に始まり、著作権の種類と範囲・例外規定まで、30の項目に分けてわかりやすく解説しています。この1冊で、著作権の全体像がわかります。
携帯電話やパソコン・コピー機などの出現で、「著作権」はもはや小中学生にとっても知っておくべきものになりました。この本では、「ネットでマンガを公開していいの?」「本を勝手にコピーしていいの?」など、具体的な事例を交えて解説しているので、小中学生が著作権とどのように関わるかがわかります。「著作権」という社会のルールを知ることが、「自由と民主主義を使いこなせるのか」という大きなテーマにつながっていくことを解く解説は読み応えがあり、社会や権利について考えるきっかけになります。
朝日小学生新聞に連載され、反響を呼びました。

やさしいおうち (あさがく創作児童文学シリーズ2)

2011年6月30日発売
野原さちこ著 定価

突然転校してきた謎の少年・リョウ。住んでいるのは、丘のふもとの不思議なハウス。四つ葉小学校・五年三組の仲間たちとリョウは、友情のため、コンピューターに立ち向かう。子どもたちと人工知能との不可思議な世界が描かれるミステリータッチのSF小説。
ハラハラ、ドキドキ・・・・。小学生たちが力を合わせて、暴走するコンピューターに挑むバトルが見物。『熱い友情』をテーマに、スピーディーな場面展開が楽しめるエンターテイメントです。朝日小学生新聞の連載小説(2011、5月)を再構成しました。

ふたつのおうち

2011年5月30日発売
マリアン・デ・スメット/文、ネインケ・タルスマ/絵 定価

ある日、パパとママが家を出て行った。
パパがママのいやがることをしたみたい。
その日から、ニーナはパパの家とママの家を行ったり来たり。
ふたつのおうちで暮らすことになりました。
パパの家にいるときは、ママが恋しくなり
、 ママの家にいるときは、パパを思い出すニーナに両親は・・・。

朝日小学生新聞で連載し、人気を博した絵本が書籍化されました。 家族のかたちは変わっても、子どもへの愛情は変わらないことをうったえた、心温まる絵本です。作者のマリアン・デ・スメットさんは、ベルギーの作家。幼稚園の先生でもある彼女は、日々接する子どもたちから創作のヒントを得ることが多いそうです。この作品も、幼稚園で両親が離婚し、落ち込んでいる子どもを励ましたいという思いで作られました。絵をてがけたネインケ・タルスマさんは、オランダのイラストレーター。水彩絵の具やペンを使ったやさしいタッチの絵を得意としており、この物語をあたたかく美しい色彩でえがいています。
★日本図書館協会選定図書

日本の歴史 きのうのあしたは……6 明治維新 幕末~明治時代・前期

2011年5月31日発売
つぼいこう著 定価

朝日小学生新聞の人気連載学習まんがの第6弾!
新学習指導要領やおもな教科書をくわしく調べ、頻度が高い事柄を盛り込みました。音読シートや歴史用語書き取りプリント、ランク別の確認テストもついていますので、学校の勉強や中学受験にぴったりの学習教材です。

コツをつかんで苦手を克服!小学生のための体育基本レッスン

2011年4月30日発売
監修 水口高志 定価

朝日小学生新聞の大人気連載『みんなで挑戦!朝小スポーツ塾』に大幅に加筆、修正して本にしました。逆上がり、かけっこ、とび箱、なわとび、サッカー、野球などの必ずできる「コツ」を体育指導のプロが伝授します。正面、横、ななめなど、さまざまな角度からの連続写真で、分かりづらかった体の動かし方を具体的にイメージすることができます。
運動に必要な神経系が著しく発達するといわれる小学生時代に絶対に欲しい1冊です。 「どうして速く走れないんだろう?」「逆上がりがうまくなりたい!」そんな子どもたちの悩みを解決します。運動会や体育の授業に自信がつきます。

この空の下で(あさがく創作児童文学シリーズ1)

2011年4月30日発売
井上雅博著 定価

原爆は空から降ってきました。
けれど、僕たちはそれでも空を見上げます。
朝日小学生新聞に連載され、反響よんだ「この空の下で」が単行本になりました。 原爆投下前後の広島を舞台に、戦争や原爆を乗り越えて生きようとする人々の姿が、小学生・高志(たかし)の目を通して描かれています。
新聞連載時には、「今無事でいることにもっと感謝していこうと思った」(小5・女子)、「『命がもうええというまで生きる』などの言葉が心にしみ 入った」(保護者)などといった感想が寄せられました。

おもいでをなくした おばあちゃん

2011年3月25日発売
ジャーク・ドレーセン/文、アンヌ・ベスターダイン/絵 定価

「ねえ、おばあちゃん。わたしが わかる?」
記憶を失っても続く、家族の愛と絆を描いた絵本。ペトラはママといっしょに、老人ホームに住むおばあちゃんに会いにゆきます。ペトラのこともママのことも、すっかりわすれてしまったおばあちゃんに、ペト ラは……。

ジャーク・ドレーセン:子供向けに、病気やアルコール依存症、離婚など、深刻なテーマを取り上げた作品を多数発表しているベルギーのジャーナリスト・作家です。本作では「認知症」をとりあげ、記憶を失っても続く、家族の絆を描いています。

ンヌ・ベスターダイン:1996年に「本のくじゃく賞」(前年に出版された最も優れたオランダ語絵本に贈られる)を受賞した人気イラストレーターです。哀しさの中にも確かにある家族の愛を、やさしく温かいタッチで表現しています。

ゴエさん 大泥棒の長い約束 (第1回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作)

2011年2月28日発売
結城乃香(ゆうき・のか)著 定価

朝日小学生新聞の連載小説。朝日学生新聞社児童文学賞の第1回受賞作品です。
小学校生活最後の夏休み、孝太郎は森で出会った汚いおじいさんを家に連れて帰ります。しにせの造りしょうゆ屋の経営がうまくゆかず、ぎくしゃくしていた家族の関係は、おじいさんの登場で少しずつ変わっていくのですが……。
著者の結城さんは京都外国語大学卒業。2001年、娘に語り聞かせたお話をもとにした『夏がくれたおくりもの』で「第4回ちゅうでん児童文学賞優秀賞」受賞していますが、著作が書籍として出版されるのはこれが初めてなので、この「ゴエさん」がデビュー作となります。

日本の歴史 きのうのあしたは・・・5 幕藩体制と鎖国~江戸時代

2011年1月31日発売
つぼいこう著 定価

朝日小学生新聞の人気連載マンガ・つぼうこう「日本の歴史」の第5弾です。
新学習指導要領や主な教科書をくわしく調べ、頻度が高い事柄を盛り込みました。音読シートや歴史用語書き取りプリント、ランク別の確認テストもついていますので、学校の勉強や中学受験にぴったりの学習教材です。

◆『日本の歴史 きのうのあしたは・・・5 幕藩体制と鎖国~江戸時代』69ページ、 「二〇〇八年のことだった」とあるのは「一九九二年」の間違いでした。おわびして訂正いたします。

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