第10回「朝日学生新聞社児童文学賞」の最終選考会が3日、東京・築地の朝日学生新聞社で開かれ、山下みゆきさん(45歳)の「朝顔のハガキ」に決まりました。秋に朝小で連載の予定で、その後、単行本として出版されます。
6年生の山口誠矢の家に、毎年夏になると朝顔の絵ハガキが届きます。送り主を知ろうと友だちの力も借りながら、島根県まで出かけてなぞを探っていきます。ひと夏の不思議な体験を通して、成長していく話です。
小学生部門の「朝日小学生新聞賞」に選ばれたのは関満奈さん(神奈川県相模原市立星が丘小5年)の「私の過去と未来」です。将来になかなか前向きになれない5年生の三浦ななのクラスに、ある日転校生がやってきます。実はこの転校生、ななを心配して未来からやってきた息子だと言い、2人はななの未来を垣間見にタイムスリップします。3月下旬に全文を掲載します。
児童文学賞へ68点、小学生部門の朝日小学生新聞賞へ71点、計139点の応募作品が寄せられました。最終選考会は朝小の子ども書評委員4人をふくむ9人の意見で決まりました。
審査員に小学生がいると知って、この賞に応募しました。最終選考に残り、4人の小学生に読んでもらえるんだ!とドキドキしているところに受賞の知らせが届き、胸がいっぱいになりました。
物語を書き始めたのは子どもが生まれてからですが、本が好きで、小学生のときから大人になったら物語を書くと決めていました。広島県の山の中で育ち、全校児童あわせて30人ほどの小学校に通いました。小さな図書室の中で、好きな本を見つけてくり返し読みました。特に、小泉八雲の小説が好きで、見えない不思議の存在を身近に感じていたい思いは今も変わりません。この小説にも幽霊が出てきます。
子ども時代の予定のない真っ白な時間というのは、ワクワクしてとてもいいものでした。それをたっぷり味わえるのが夏休みだと思います。少年たちのひと夏の冒険を、いっしょに味わって楽しんでもらえたらうれしいです。
4年生のとき、お母さんの誕生日プレゼントに小説をおくろうと思って、このお話を書きました。3週間ぐらいかかりました。お母さんは感動して泣いていました。お父さんが他の人にも読んでもらえたらと、この賞の募集を見つけて、応募することにしました。
本を読んだり、お話を書いたりするのが大好きで、5歳ごろから書いていました。最近はアイデア帳を持ち歩いていて、アイデアを思いついたらどんどん書きとめています。小説はこれまで20作品ぐらい書いています。
「私の過去と未来」は、「誕生日」というテーマで、誕生日がきらいな子が、好きになるお話にしようとだけ決めて、あとは話の流れで書き進めました。主人公のななと私はあまり似ていません。誕生日も好きだし、将来の夢もあります。書くのも好きだけれど、本とかかわれる児童文庫の編集者にあこがれています。
朝日学生新聞社が主催する第10回「朝日学生新聞社児童文学賞」の候補作品が決まりました。一般部門は5作品、小学生部門は3作品です。
朝小読者の小学生4人をふくむ選考委員計9人が一般部門から「朝日学生新聞社児童文学賞」1作品、小学生部門から「朝日小学生新聞賞」1作品を決定します。
【朝日学生新聞社児童文学賞候補作品】
「朝顔のハガキ」山下みゆき▽「アナン―変身―」佐藤いつ子▽「委員長と委員長」神保丹▽「走る! 太郎」江角岳志▽「ボドゲ」廣瀬郁美
【朝日小学生新聞賞候補作品】
「アホヒ探偵団」堀内夕太朗▽「五分間の魔女」SUMIRE▽「私の過去と未来」関満奈
(タイトル50音順)
最終選考の結果は、3月中旬までに朝日小学生新聞と朝日学生新聞社ウェブサイト(https://www.asagaku.com)で発表します。
第9回「朝日学生新聞社児童文学賞」の最終選考会が4日、東京・築地の朝日学生新聞社で開かれ、小川真実さん(39歳)の「おばあちゃん、わたしのこと忘れないで」に決まりました。秋に朝小で連載の予定で、その後、単行本として出版されます。
小学生の辰子の家は代々、三味線をひきながら歌う「長唄」の家元でした。おばあちゃんの認知症をきっかけに、家元の跡つぎ争いが起きます。ある日、辰子が偶然口にした歌舞伎のせりふを聞いたおばあちゃんの記憶の回線が、半年ぶりにつながる――という話です。
あまり期待しないようにしていたので、受賞したと聞いてびっくりしました。小学生のみなさんに選んでもらえたというのがとてもうれしいです。
私には90歳になる祖母がいるのですが、高齢のため、季節によって物忘れが多くなったり、体が弱ったりと変化があります。でも、私が会いに行く時はいつも元気なんです。
そんな祖母を見て「孫はおじいちゃん、おばあちゃんに対して魔法が使えるんだな」と思ったのが、主人公・辰子とおばあちゃんが生まれたきっかけでした。
物語の題材に「長唄」を選んだのは、日本の古典芸能を楽しく知ってほしい!という気持ちからです。わが家は夫が歌舞伎の鳴物の仕事をしており、私も長く、日本舞踊を習っていました。今は娘たちが日本舞踊を習っていて、年に数回、一緒に歌舞伎を見に行きます。
デジタルが目覚ましい進化を続ける現在ですが、これからもアナログの大切さや、古き良き日本の姿を伝える作品を書いていきたいと思います。
※朝日学生新聞社が主催する第9回「朝日学生新聞社児童文学賞」には、児童文学賞へ44点、小学生部門の朝日小学生新聞賞へ26点、計70点の応募作品が寄せられました。
【朝日学生新聞社児童文学賞候補作品】「おばあちゃん、わたしのこと忘れないで」小川真実▽「お化け図書室の名探偵~いきてるゆうれいじけん~」竹田賢弘▽「朽葉の国の物語」森埜こみち▽「桜城団地のオーちゃん」すみのり▽「葉を渡る風に吹かれて」小田城マキノ(タイトル50音順)
児童文学賞の最終候補は5作品。それぞれの委員が1番目と2番目にいいと思う作品と理由をあげていきました。
「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」は、小学5年生の主人公てつじと仲間や先生がくり広げる、楽しい物語です。子ども書評委員2人、大人の委員4人が票を入れました。「小学生が共感できる」「テンポが良い」「楽しめる」という意見が出ました。
冒険ファンタジー「白紙の本の物語」も、子ども書評委員2人、大人の委員3人が「引きこまれるストーリーでわくわくする」と評価しました。「カッパ沼」は「人間と動物の会話がおもしろい」と3票、「おもいどおり草と不思議な七日間」は「人間のおろかさを考えさせられる物語」と2票入り、票数は少ないながらも積極的に推薦する委員もいました。
最終的に、読者が毎日の連載を楽しみにできるという理由で「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」に決まりました。
小学生部門で最終選考に残ったのは3作品。子ども書評委員2人、大人の委員3人が「三つの名前」をあげました。犬が主人公の物語。親犬と飼い主から別々の名前をもらうことに戸惑う気持ちがえがかれています。「犬の視点でえがかれているのがユニーク」「名前の大切さがわかる」などの意見が出ました。
「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」は今年の秋、「三つの名前」は今月中に朝小で連載予定です。
第8回「朝日学生新聞社児童文学賞」の最終選考会が3月5日、東京・築地の朝日学生新聞社で開かれ、大矢純子さん(55歳)の「ドゥリンビルの仲間たち」に決まりました。秋に朝小で連載の予定で、その後、単行本として出版されます。小学生時代をオーストラリアで過ごした主人公、ジュンヤが友だちやそのおじいさんとの「宝探し」を通して、自分に降りかかる問題に立ち向かっていく話です。
小学生部門の「朝日小学生新聞賞」に選ばれたのは本田響也くん(兵庫県宝塚市立高司小5年)の「扉のおくは別世界」。たいくつな生活を送っている「ぼく」と友だちが、扉をへだてた不思議な世界へ迷いこんだ話です。3月下旬に全文を掲載します。
児童文学賞には46作品、小学生新聞賞には29作品が寄せられました。最終選考会は朝小の子ども書評委員3人をふくむ8人による話し合いで進められました。「ドゥリンビルの仲間たち」は今年の秋、「扉のおくは別世界」は3月20日から朝小で連載の予定です。
朝日学生新聞社が主催する第8回「朝日学生新聞社児童文学賞」は1月16日、募集を締め切りました。
児童文学賞へ46点、小学生部門の朝日小学生新聞賞へ29点、計75点の応募作品が寄せられました。
選考委員の朝日小学生新聞読者として、子ども書評委員をつとめる3人が決定しました。
神原孝太郎くん(東京都・6年)、山口春樹くん(東京都・6年)、渡辺麻綾さん(東京都・5年)です。
このほかの選考委員は、浅見佳子さん(神奈川県鎌倉市中央図書館館長補佐)、牧岡優美子先生(東京都北区立田端小学校副校長)、脇阪嘉明(朝日学生新聞社代表取締役社長)、松本宏樹(同編集部長)、植田幸司(同出版・新コンテンツ部部長)。
1次選考を通過した作品は2月中旬までに、最終選考の結果は3月中旬までに、朝日小学生新聞と朝日学生新聞社ウェブサイト(www.asagaku.com)で発表します。
児童文学賞受賞作は朝日小学生新聞に掲載後、書籍として出版します。
朝日学生新聞社は「第8回朝日学生新聞社児童文学賞」の作品を募集します。受賞作は朝日小学生新聞に連載した後、本として出版します。小学生が書いた作品を募集する「朝日小学生新聞賞」の優秀作品は、朝日小学生新聞に掲載します。
どちらの部門も、募集するのは小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
選考には社内選考委員のほか、朝日小学生新聞読者、読書指導に取り組んでいる小学校の先生、図書館司書の方にも加わっていただきます。
しめきりは2017年1月16日(月)必着です。
※第7回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作品の「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」は、10月から朝日小学生新聞で連載を開始。その後、本として出版する予定です。
朝日学生新聞社が実施する「第8回朝日学生新聞社児童文学賞」の募集要項は次の通りです。
【第8回朝日学生新聞社児童文学賞】
〈募集作品〉小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
〈応募資格〉中学生以上。国籍、プロ、アマの別を問いません。過去に本賞を受賞したことがある人、当社から書籍を出版したことがある人は応募できません。
〈選考委員〉
浅見佳子(神奈川県鎌倉市中央図書館館長補佐)、牧岡優美子(東京都北区立田端小学校副校長)、朝日小学生新聞読者の小学生数人、脇阪嘉明(朝日学生新聞社代表取締役社長)、松本宏樹(編集部長)、植田幸司(同出版・新コンテンツ部部長)
〈応募規定〉
(1)作品は日本語で書かれた未発表の作品に限ります(営利を目的としない同人誌などでの掲載は可)。他の賞への二重応募は認めません。
(2)原稿は2部提出してください。返却はしません。
(3)選考についての問い合わせには応じません。
(4)字数は400字詰め原稿用紙(A4判、縦書き)で210枚から230枚。パソコンなどによる原稿の場合は、A4判の用紙を横長に使って20字×35行(縦書き)で印字してください。
(5)原稿は2部とも、ページ番号をふり、表紙に①題名②氏名・ふりがな(ペンネームの場合、本名も必ず書いてください)③年齢④性別⑤職業、学校名⑥〒住所⑦電話番号⑧メールアドレス⑨略歴⑩400字詰め原稿用紙の枚数(パソコンなどによる原稿の場合は400字詰め原稿用紙に換算した枚数)を記入してください。
〈送り先〉〒104・8433東京都中央区築地5の3の2 朝日新聞社新館9階 朝日学生新聞社「朝日学生新聞社児童文学賞」係
〈しめきり2017年1月16日(月)必着
〈発表〉2017年3月中旬の朝日小学生新聞紙面と朝日学生新聞社ウェブサイト(www.asagaku.com)で。
〈賞〉賞状と副賞50万円。紙面に連載後、書籍として出版します。
〈その他〉
(1)受賞作の著作権は作者本人に帰属しますが、発表の日から10年間は朝日学生新聞社(または当社指定の出版社)からしか出版できません。
(2)受賞後の紙面掲載、書籍出版の初版については印税は支払いません。増刷分以降の印税は5%とします。
(3)紙面掲載、出版の際には漢字にルビをふります。
(4)受賞者の氏名や職業(学生の場合は学校名)、略歴などは公表されます。最終選考に残った作品については、氏名などを報道する場合があります。
(5)応募者の個人情報は、本文学賞の目的以外には利用しません。
(6)応募者は各条項に同意したものとみなします。
【朝日学生新聞社児童文学賞小学生部門「朝日小学生新聞賞」】
〈募集作品〉〈選考委員〉〈送り先〉〈しめきり〉〈発表〉および〈応募規定〉の(1)~(3)、〈その他〉の(3)~(6)は児童文学賞と同じです。
〈応募資格〉小学生
〈応募規定〉
(4)字数は400字詰め原稿用紙(A4判、縦書き)で20枚から25枚。パソコンなどによる原稿の場合は、A4判の用紙を横長に使って20字×35行(縦書き)で印字してください。
(5)原稿は2部とも、ページ番号をふり、表紙に①題名②氏名・ふりがな(ペンネームも可ですが、本名も必ず書いてください)③学年④性別⑤学校名⑥〒住所⑦電話番号⑧あればメールアドレス⑨400字詰め原稿用紙の枚数(パソコンなどによる原稿の場合は400字詰め原稿用紙に換算した枚数)を記入してください。
〈賞〉賞状と、副賞として図書カード5万円分。朝日小学生新聞紙面に掲載します。
〈その他〉
(1)受賞作の著作権は作者本人に帰属します。
(2)受賞後の紙面掲載については原稿料は支払いません。
児童文学賞の最終候補は5作品。それぞれの委員が1番目と2番目にいいと思う作品と理由をあげていきました。
「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」は、小学5年生の主人公てつじと仲間や先生がくり広げる、楽しい物語です。子ども書評委員2人、大人の委員4人が票を入れました。「小学生が共感できる」「テンポが良い」「楽しめる」という意見が出ました。
冒険ファンタジー「白紙の本の物語」も、子ども書評委員2人、大人の委員3人が「引きこまれるストーリーでわくわくする」と評価しました。「カッパ沼」は「人間と動物の会話がおもしろい」と3票、「おもいどおり草と不思議な七日間」は「人間のおろかさを考えさせられる物語」と2票入り、票数は少ないながらも積極的に推薦する委員もいました。
最終的に、読者が毎日の連載を楽しみにできるという理由で「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」に決まりました。
小学生部門で最終選考に残ったのは3作品。子ども書評委員2人、大人の委員3人が「三つの名前」をあげました。犬が主人公の物語。親犬と飼い主から別々の名前をもらうことに戸惑う気持ちがえがかれています。「犬の視点でえがかれているのがユニーク」「名前の大切さがわかる」などの意見が出ました。
「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」は今年の秋、「三つの名前」は今月中に朝小で連載予定です。
第7回「朝日学生新聞社児童文学賞」の最終選考会が2月28日、東京・築地の朝日学生新聞社であり、ゆきさん(58歳)の「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」に決まりました。小学5年生の主人公てつじと仲間がくり広げる、楽しい物語です。夏以降に朝小で連載する予定で、その後、単行本として出版します。
小学生部門の「朝日小学生新聞賞」に選ばれたのは、北川琴花さん(6年)の「三つの名前」。犬の視点で「名前」についてえがかれています。3月下旬に全文を掲載します。
児童文学賞には44作品、小学生新聞賞には35作品が寄せられました。最終選考会は、朝小の子ども書評委員3人をふくむ8人で実施=写真。表彰式は20日、朝日新聞東京本社で行います。
選考会のくわしい様子は、来週掲載予定です。
朝日学生新聞社が主催する第7回「朝日学生新聞社児童文学賞」の候補作品が決まりました。一般部門は5作品、小学生部門は3作品です。朝小読者の小学生3人をふくむ選考委員計8人が一般部門の中から「朝日学生新聞社児童文学賞」1作品、小学生部門から「朝日小学生新聞賞」1作品を決定します。
【朝日学生新聞社児童文学賞候補作品】
「おもいどおり草と不思議な七日間」辻順子▽「風さわぐ夜に」小川英子▽「カッパ沼」ウィリアム渡嘉敷▽「白紙の本の物語」日野祐希▽「ゆくぞ、やるぞ、てつじだぞ!」ゆき
【朝日小学生新聞賞候補作品】
「キャベツ畑物語」佐久間達也▽「ピアノ」飯田奈那▽「三つの名前」北川琴花(タイトル50音順)
最終選考の結果は3月下旬までに朝日小学生新聞と朝日学生新聞社ウェブサイト(http://www.asagaku.com/)で発表します。
朝日学生新聞社が主催する第7回「朝日学生新聞社児童文学賞」は1月15日、募集を締め切りました。
児童文学賞へ44点、小学生部門の朝日小学生新聞賞へ35点、計79点の応募作品が寄せられました。
選考委員の朝日小学生新聞読者として、子ども書評委員をつとめる3人が決定しました。
坂本裕美奈さん(東京都・6年)、松井颯香さん(神奈川県・6年)、松井智哉くん(千葉県・4年)です。
このほかの選考委員は、浅見佳子さん(神奈川県鎌倉市中央図書館館長補佐)、牧岡優美子先生(東京都北区立田端小学校副校長)、脇阪嘉明(朝日学生新聞社代表取締役社長)、今野公美子(同編集部統括デスク)、植田幸司(同出版・新コンテンツ部部長)。
1次選考を通過した作品は2月中旬までに、最終選考の結果は3月中旬までに、朝日小学生新聞と朝日学生新聞社ウェブサイト(http://www.asagaku.com/)で発表します。
児童文学賞受賞作は朝日小学生新聞に掲載後、書籍として出版します。
朝日学生新聞社は「第7回朝日学生新聞社児童文学賞」の作品を募集します。受賞作は朝日小学生新聞に連載した後、本として出版します。小学生が書いた作品を募集する「朝日小学生新聞賞」の優秀作品は、朝日小学生新聞に掲載します。
どちらの部門も、募集するのは小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
選考には社内選考委員のほか、朝日小学生新聞読者、読書指導に取り組んでいる小学校の先生、図書館司書の方にも加わっていただきます。
しめきりは2016年1月15日(金)必着です。
朝日学生新聞社が実施する「第7回朝日学生新聞社児童文学賞」の募集要項は次の通りです。
【第7回朝日学生新聞社児童文学賞】
〈募集作品〉小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
〈応募資格〉中学生以上。国籍、プロ、アマの別を問いません。過去に本賞を受賞したことがある人、当社から書籍を出版したことがある人は応募できません。
〈選考委員〉
浅見佳子(神奈川県鎌倉市中央図書館館長補佐)、牧岡優美子(東京都北区立田端小学校副校長)、朝日小学生新聞読者の小学生数人、脇阪嘉明(朝日学生新聞社代表取締役社長)、今野公美子(同編集部統括デスク)、植田幸司(同出版・新コンテンツ部長)
〈応募規定〉
(1)作品は日本語で書かれた未発表の自作に限ります(営利を目的としない同人誌などでの掲載は可)。他の賞への二重応募は認めません。
(2)原稿は2部提出してください。返却はしません。
(3)選考についての問い合わせには応じません。
(4)字数は400字詰め原稿用紙(A4判、縦書き)で210枚から230枚。パソコン・ワープロ原稿の場合は、A4判の用紙を横長に使って20字×35行(縦書き)で印字してください。
(5)原稿には2部とも、ページ番号をふり、表紙に①題名②氏名・ふりがな(ペンネームの場合、本名も必ず書いてください)③年齢④性別⑤職業、学校名⑥〒住所⑦電話番号⑧メールアドレス⑨略歴⑩400字詰め原稿用紙の枚数(パソコン・ワープロ原稿の場合は400字詰め原稿用紙に換算した枚数)を記入してください。
〈送り先〉〒104・8433東京都中央区築地5の3の2 朝日新聞社新館9階 朝日学生新聞社「朝日学生新聞社児童文学賞」係
〈しめきり〉2016年1月15日(金)必着
〈発表〉2016年3月中旬の朝日小学生新聞紙面と朝日学生新聞社ウェブサイト(www.asagaku.com)で。
〈賞〉賞状と副賞50万円。紙面に連載後、書籍として出版します。
〈その他〉
(1)受賞作の著作権は作者本人に帰属しますが、発表の日から10年間は朝日学生新聞社(または当社指定の出版社)からしか出版できません。
(2)受賞後の紙面掲載、書籍出版の初版については印税は支払いません。増刷分以降の印税は5%とします。
(3)紙面掲載、出版の際には漢字にルビをふります。
(4)受賞者の氏名や職業(学生の場合は学校名)、略歴などは公表されます。最終選考に残った作品については、氏名などを報道する場合があります。
(5)応募者の個人情報は、本文学賞の目的以外には利用しません。
(6)応募者は各条項に同意したものとみなします。
【朝日学生新聞社児童文学賞小学生部門「朝日小学生新聞賞」】
〈募集作品〉〈選考委員〉〈送り先〉〈しめきり〉〈発表〉および〈応募規定〉の(1)~(3)、〈その他〉の(3)~(6)は児童文学賞と同じです。
〈応募資格〉小学生
〈応募規定〉
(4)字数は400字詰め原稿用紙(A4判、縦書き)で20枚から25枚。パソコン・ワープロ原稿の場合は、A4判の用紙を横長に使って20字×35行(縦書き)で印字してください。
(5)原稿には2部とも、ページ番号をふり、表紙に①題名②氏名・ふりがな(ペンネームも可ですが、本名も必ず書いてください)③学年④性別⑤学校名⑥〒住所⑦電話番号⑧あればメールアドレス⑨400字詰め原稿用紙の枚数(パソコン・ワープロ原稿の場合は400字詰め原稿用紙に換算した枚数)を記入してください。
〈賞〉賞状と、副賞として図書カード5万円分。朝日小学生新聞紙面に掲載します。
〈その他〉
(1)受賞作の著作権は作者本人に帰属します。
(2)受賞後の紙面掲載については原稿料は支払いません。
第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」(朝日学生新聞社主催)の授賞式が22日、東京都中央区の朝日新聞社で行われました。児童文学賞受賞作「ガラスのベーゴマ」作者の槿なほさん(大分県、33歳)と「保健室の鏡」で小学生部門の「朝日小学生新聞賞」を受賞した青空美宙さん(東京都豊島区、6年)に賞状と副賞がおくられました。
「ガラスのベーゴマ」は東京から九州に転校した小学生を通して、友情や家族愛、戦争について語りかける作品。秋に朝小で連載します。
2児のお母さんの槿さんは子どものころ図書館によく通い、本からはげましや勇気をもらいました。「今年は戦争が終わって70年です。子どもたちが戦争を知るきっかけになるとうれしいです」
「保健室の鏡」は保健室登校をする女の子と、児童を見守る鏡との交流をえがいています。きょう24日と25日付の朝小で全文を掲載します。
青空さんは、国語の作文の授業が好きで、書くのが楽しいといいます。「相手の気持ちを考えられるような物語を、中学校に入っても書き続けたい」
第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」の最終選考会が3月1日、東京・築地の朝日学生新聞社であり、槿なほさん(32歳)の「ガラスのベーゴマ」に決まりました。東京から九州に転校した小学5年生の男の子を通して、友情や家族の愛、戦争について語りかけます。夏以降に朝小で連載される予定で、その後、単行本として出版されます。
小学生部門の朝日小学生新聞賞に選ばれたのは、青空美宙さん(6年)の「保健室の鏡」。いじめにあって保健室登校をする女の子と、児童を見守る鏡との不思議な交流を描いています。3月下旬に全文を掲載します。
児童文学賞には39作品、小学生新聞賞には31作品が寄せられました。最終選考会は、朝小の子ども書評委員4人をふくむ9人で実施。表彰式は3月22日、朝日新聞東京本社で行われます。
【朝日学生新聞社児童文学賞】
「ガラスのベーゴマ」 槿なほさん(大分県・33歳)
2年前にも最終選考に残ったのですが、今回受賞できて、夢がかないました。
物語を書くようになったのは5年ほど前からです。子育てをする中で、自分の子ども時代を思い出すようになり、「なんであんなこと言ってしまったのだろう」などと振り返る機会が増えました。こうした経験をふまえて、物語を通して子どもたちに生きるヒントを届けられればと考えるようになったことがきっかけです。
舞台になっている村は、大分県に実際にある場所で、お話に出てくる平和資料館や戦争の遺跡である掩体壕もあります。何度か訪れたことがあるのですが、作品を書くにあたり改めて、取材に行きました。戦後70年だからこそ、戦争というテーマも子どもたちに関心を持ってもらえると思いました。
この作品は、親、兄弟、友だちなど、さまざまな人間関係が出てきます。今は、インターネットなどを通じてすぐに誰かと仲良くなれる一方で、縁を切ることも簡単な時代です。だからこそ、相手を理解して受け入れる過程を知ってほしいという思いをこめました。
【朝日小学生新聞賞】
「保健室の鏡」 青空美宙さん(東京都・6年)
受賞を聞いた時は信じられない気持ちでした。初めて長い作品を書いたので悩みながら書き進めました。
私は以前、学校でつらいことがあり、保健室登校をしていました。鏡が話すという設定は、私が保健室で鏡を眺めていた時に「鏡も保健室を見つめてきたんだなぁ」と思ったことがヒントになっています。「鏡だったら、どんなことを話すかな」と考えて書きました。
作品には「罪を憎んで人を憎まず」というセリフが出てきます。それは、私の姉の担任の先生が、姉との交換日記に書いていた言葉です。また、以前にある人から「もとから悪い子はいない。そうさせてしまった原因を考えなければならない」と教えてもらったことがあります。こうした言葉が心に残っていて、作品に表しました。
朝日学生新聞社が主催する第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」の候補作品が決まりました。一般部門は5作品、小学生部門は3作品です。朝小読者の小学生4人をふくむ選考委員計9人が一般部門の中から「朝日学生新聞社児童文学賞」1作品、小学生部門から「朝日小学生新聞賞」1作品を決定します。
【朝日学生新聞社児童文学賞候補作品】
「ガラスのベーゴマ」槿なほ▽「クメーラの祭り」吉村洋一▽「節子さんの物語」ざはなよしたか▽「ドリームドリーム」おおぎやなぎちか▽「僕と夜の妖怪事件手帳」望月充っ
【朝日小学生新聞賞候補作品】
「死神刑事(デカ)」冨田壮悦▽「ぼくの時間」細井日向子▽「保健室の鏡」青空美宙(タイトル50音順)
最終選考の結果は3月中旬までに朝日小学生新聞と朝日学生新聞社ウェブサイト(http://www.asagaku.com/)で発表します。
朝日学生新聞社は「第6回朝日学生新聞社児童文学賞」の作品を募集します。
受賞作は朝日小学生新聞に連載した後、本として出版します。小学生が書いた作品を募集する「朝日小学生新聞賞」の優秀作品は、朝日小学生新聞に掲載します。
どちらの部門も、募集するのは小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
選考には社内選考委員のほか、朝日小学生新聞読者、読書指導に取り組んでいる小学校の先生、図書館司書も加わっていただきます。
締め切りは2015年1月15日(木)必着です。
募集要項はこちらから
第5回「朝日学生新聞社児童文学賞」の最終選考会が2日、東京・築地の朝日学生新聞社であり、久米絵美里さん(26歳)の「言葉屋」に決まりました。小学生部門の朝日小学生新聞賞に選ばれたのは、染谷治仁くん(5年)の「ふまなかった柿」。3月下旬に朝小で全文を掲載します。「言葉屋」は夏に朝小で連載される予定で、その後、単行本として出版されます。
児童文学賞には25点、朝日小学生新聞賞には20点が寄せられました。
「言葉屋」は、言葉をつかう勇気とつかわない勇気を提供するお店「言葉屋」の家に生まれた女の子の物語。作者の久米さんは翻訳を勉強している主婦です。「ふまなかった柿」は、マラソンが苦手な男の子とお母さんの交流をえがいた作品です。
表彰式は3月23日、東京・学士会館で行われます。選考のようすと受賞者の声はこちらから
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選考会のようす=東京・築地の朝日学生新聞社で渡辺英明撮影 |