小説

言葉屋4 おそろい心とすれちがいDNA

2017年6月20日発売
久米絵美里 作
もとやままさこ 絵
本体価格1,100円+税

朝日小学生新聞から生まれた人気小説「言葉屋」シリーズ
待望の第4巻!

中学生生活も落ち着いてきた言葉屋修行中の詠子。
そんな中、自分や身近な人との内面と向き合うきっかけと 立て続けに出あいます。
お母さんはなぜ言葉屋にならなかったの?
進化する技術に必要な心の種。
本当の恋は何色? お別れに必要な言珠とは……。
詠子は心をそろえて立ち向かいます。

【もくじ】第一章 世代スキップ/第二章 こころ交通整理官/第三章 初恋タイトル/第四章 おそろい花束と色手紙

■お試し読み(第一章冒頭の一部を掲載)はこちら

言葉屋3 名前泥棒と論理魔法

久米絵美里 作
もとやままさこ 絵
本体価格1,100円+税

朝日小学生新聞から生まれた人気小説「言葉屋」シリーズ
初の書きおろしで、待望の第3巻!

言葉屋は、「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供するお店。
言葉屋のおばあちゃんの見習いとして修行を始めた、言葉屋・たまごの詠子も、とうとう中学生! 初めての制服に、変わっていく人間関係。「新しいものオンパレード」の中で、もみくちゃにされている詠子のもとには、謎の転校生まで現れて……。言葉で解決できること、できないこと、その壁にぶつかりながらも、詠子は言葉屋修行にはげみ、成長していきます。

【もくじ】第一章 名前泥棒の季節/第二章 転校生は言葉ハンター/第三章 マジカルロジカルクラブ/第四章 波とかしの祈り/第五章 宇宙人からの絵葉書

■お試し読み(第一章冒頭の一部を掲載)はこちら

【訂正】
P.126 6行目「なめられたくなって~」にとありますが、「なめられたくなくて~」の間違いでした。お詫びして訂正します。

セカイヲカエル

2016年7月25日発売
嘉成晴香・作、小倉マユコ・絵
定価 本体1200円+税

「世界を変えるにはどうしたらいいんだろう?」
――あなたも自分なりに考えてみてください。

児童文芸新人賞を受賞した『星空点呼 折りたたみ傘を探して』につづく待望の2作目。
朝日小学生新聞で2016年1~3月に連載した小説が本になりました。

アヤが引っ越した先は、なんと20年前?!――小学6年生になる直前の春休み、突然引っ越しすることになった彩人(アヤ)。おさななじみで中学受験の勉強にはげむ連司(レン)。現在と過去にわかれて過ごした、男子ふたりの視点でえがいた1年間の成長物語です。妹がいじめられていることを知り、自分が友だちしていたことに気づいたレン、ちょっとしたことで仲間とけんかしてしまったアヤ。なんとかしようと、それぞれ行動を起こします。

挿絵・装画は、書籍ほか、広告・宣伝のビジュアルでも活躍している小倉マユコさん。

嘉成晴香(かなり・はるか)
1987 年4 月9 日、和歌山市生まれ。中学2年生のとき、詩集『会いたくなったら いつでも会える』(文芸社)を出版。2013 年に第4回朝日学生新聞社児童文学賞を受賞した『星空点呼 折りたたみ傘を探して』(朝日学生新聞社)で、第43 回児童文芸新人賞を受賞。大阪市在住。

言葉屋2 ことのは薬箱のつくり方

2016年3月25日発売
久米絵美里 作
本体価格1,100円+税

朝小の人気連載小説「言葉屋」
待望のシリーズ化、第2巻!

『言葉屋 言箱と言珠のひみつ』(朝日学生新聞社児童文学賞第5回受賞作)の続編です。
2015年10~12月に朝日小学生新聞連載分を収録。

言葉屋は、「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供するお店。
言葉屋の修行をはじめたばかりの詠子は小学6年生になりました。
元気に言珠づくりにはげむ毎日は不思議でいっぱいです。 言珠の材料である言箱のじょうずな見分け方は? 犬にも言葉がある?
「大人の悪口」病って? 心の痛みはどんな言葉なら伝えられる?
翻訳と通訳のちがいって? いよいよ、言珠と言箱が活躍をはじめます。
言葉は同じものでも、毒にも薬にもなるのです――。

ガラスのベーゴマ

2015年11月30日発売
槿なほ作
本体価格1,200円+税

もっと知りたい、じっちゃんのこと、戦争のこと――
今、子どもたちがいちばん読みたい本

第6回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作。
2015年7月1日~9月30日 朝日小学生新聞にて連載後書籍化。

小学5年生の蓮人は、弟・あおいのぜんそく療養のため、お父さんの故郷である九州にひっこすことになる。転校初日の朝、2人で通学路を歩いていると、突然現れた見知らぬおじいさんが、あおいを見て声を上げた。 「ミチヨ、生きちょったんか……」 戦時中に遊ばれていたベーゴマ。認知症にかかって初めて戦争を語り出す友だちのひいおじいさん。町中に残る戦争にまつわる史跡。はじめて戦争の傷跡にふれた蓮人は、戦争についてもっと知りたいと考えて……。

自分が今住んでいるこの国、地域、町で、かつて戦争があり、たくさんの人が亡くなった。 そんな、当たり前のようで、忘れてしまいがちな事実を、そっと教えてくれる一冊です。

※朝日新聞大分地方版にて、著者インタビューが掲載されました!
<著者プロフィール>
槿なほ(むくげ・なほ):1982年、大分県生まれ。大分県立看護科大学卒。第3回森三郎童話賞佳作受賞。本作で第6回朝日学生新聞社児童文学賞を受賞。2人の子どもを持つ母親でもある。

言葉屋 言箱と言珠(ことだま)のひみつ

2014年11月25日発売
久米絵美里作 本体価格1,000円+税


子どもたちと選んだ受賞作
言葉の大切さを伝える物語


朝日学生新聞社児童文学賞第5回受賞作。
朝日小学生新聞7月1日~9月30日の3か月間連載後、書籍化。

小学5年生の詠子のおばあちゃんの仕事は、町の小さな雑貨屋さん。……と思いきや、おばあちゃんの本業は、「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気を提供するお店」言葉屋だった! ひょんなことから言葉屋の成り立ちと使命を知ることとなった詠子は、その夏、言珠職人の見習いとして、おばあちゃんの工房に入門する――。

久米絵美里(くめ・えみり):1987 年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。広告代理店勤務後、現在は創作活動と翻訳業にはげんでいる。本作で第5 回朝日学生新聞社児童文学賞を受賞。

星空点呼 折りたたみ傘を探して

2013年11月25日発売
嘉成晴香著 本体価格1,000円+税
第43回児童文芸新人賞受賞作。

第4回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作。
朝日小学生新聞7月1日~9月30日まで全90回連載後、書籍化。
いじめに悩む小学生や家から出られないひきこもりの若者らが夢を見つけて前に進んでいく物語。子猫を助けようとして電車にはねられて亡くなった少年が、深刻な悩みを抱えながら生きているかつての友だちや子どもたちを励まし、立ち直らせます。語り手がつぎつぎとかわり、読み進めるうちにいろんな人や場面がつながっていく構成もおもしろいと、評価されました。今の子どもたちに、夢をみつけて生きていくこと、人と人とのきずなの大切さをうったえる作品です。
挿絵・装画は、あさのあつこ、石田衣良、綿矢りさら人気作家の作品の装画も担当しているイラストレーターの柴田純与さん。

嘉成晴香(かなり・はるか):1987年4月9日、和歌山市生まれ。大阪市在住。 大阪観光大学観光学部卒業。2002年、中学2年生のとき、詩集『会いたくなったらいつでも会える』(文芸社)を出版。この頃から小説の執筆も始める。2013年、「星空点呼 折りたたみ傘をさがして」で、第4回朝日学生新聞社児童文学賞(同年、朝日学生新聞社から出版)、第43回児童文芸新人賞受賞(日本児童文芸家協会主催)。現在、日本語学校講師をつとめながら、執筆活動を続けている。

竜が呼んだ娘

2013年3月30日発売
柏葉幸子著 本体価格1,200円+税

竜に呼ばれた10歳のミアは王宮で生きる覚悟を決めた...
朝日小学生新聞の人気連載ファンタジー!
谷の村で静かに暮らしていた十歳の少女ミアは、竜や魔女、竜騎兵のいる村で暮らすことになります。恐ろしい出来事に巻き込まれたミアを待ち受ける運命とは?
朝日小学生新聞に連載された70枚にものぼる繊細で緻密な挿絵もすべて収録。見る人を物語の世界へ引き込みます。

母さんは虹をつくってる

2013年2月10日発売
幸原みのり著 本体価格800円+税

朝日小学生新聞連載の人気小説です。
「ぼくには秘密がある。それは死んだ母さんが見えるということ。」
朝日小学生新聞で連載が始まると、「本当に久しぶりに、心が揺さぶられる物語にであった」(小学校6年生女子の親)など、読者から様々な反響が寄せられました。
多くの人の命が奪われたあの日。東日本大震災で母親を失い、心に傷を負った裕也は、同じ境遇の友だち宇津井や心療内科医との出会いを通じ、自分のこころを見つめ直していきます。
「津波のやつは母さんをさらって、ぼくから未来をさらって、父さんから愛と幸せをさらって、それでもまだ足りない。ばあちゃんや咲子おばちゃんからも思い出やぬくもりをさらっていったんだ。(本文より)」

幸原みのり(ゆきはら・みのり) :千葉県生まれ。元小学校教師。2010年『ギッちゃんの飛んでくる空』で、第14回創作コンクールつばさ賞(日本児童文芸家協会主催)中学年部門優秀賞および文部科学大臣賞を受賞。

ガチャガチャ☆GOTCHA!―カプセルの中の神さま

2013年1月20日発売
宮下 恵茉著 本体価格1000円+税

「どんな悩みも、願いごとも、ひとつだけ、かなえてくれるんだ。 ガコン! ほら出てきた。神さまの入ったカプセルトイが…。」
街角で見かける「カプセルトイ」。いろんな種類があるけど、最近、「願いをかなえてくれる神さま」なんていうのも、あるらしい。 字がうまくなりたい、友だちがほしい、足が速くなりたい――。 それぞれ悩みをかかえている小学生の智美、大志、瞬人、あゆみ、悠人は、 商店街の片隅で神さまの入ったカプセルトイを見つける。 さて、彼らの願いはどうなる?
朝日小学生新聞の人気連載小説の書籍化。新聞連載中、「このお話しに出てくるできごとは、私のまわりで起きていることににていることがたくさんあります」など、 読者からたくさんの反響がありました。

宮下恵茉(みやした・えま):大阪府生まれ。『ジジ きみと歩いた』(学研教育出版)で小川未明文学賞大賞、児童文芸新人賞受賞。おもな作品に、『あの日、ブルームーンに。』『ガール! ガール! ガールズ! 』(いずれもポプラ社)、「魔女じゃないもん! 」シリーズ(集英社みらい文庫)などがある。

かえだま

2012年11月30日発売
小森香折著 本体価格800円+税

明治時代にタイムスリップ、少年の魂がご先祖様と入れ替わった!? 梅枝大和(うめがえ・やまと)は、小学校6年生。法事の席でお茶を飲もうとしたとき、茶碗の中に見知らぬ男の顔を見た。一気に飲み干すと、意識が遠のき、気がつけば明治時代にタイムスリップ!
ご先祖様の勇二郎と“魂"が入れ替わった大和は、行く先々で、不思議な出来事に巻き込まれる。ミステリアスな展開の中にも、ユーモアがちりばめられたストーリー。

小森香折(こもり・かおり) :東京都生まれ。青山学院大学文学部卒業後、学習院大学大学院でドイツ文学を学ぶ。「ぼくにぴったりの仕事」で、第12回毎日新聞小さな童話大賞を受賞。「ニコルの塔」で第5回ちゅうでん児童文学賞大賞、第22回新美南吉児童文学賞を受賞。おもな作品に「うしろの正面」(岩崎書店)、「十三月城へ エゼル記」(エクリ)、「いつか蝶になる日まで」(偕成社)などがある。

僕たちのブルーラリー (朝日学生新聞社児童文学賞 第3回受賞作品)

2012年10月31日発売
衛藤 圭著 本体価格1,000円+税

4日間の「青」を集める旅が始まる!
大事な水泳の記録会前なのに、ハルトのもとに伯母さんのピアノの教え子、リツキがやってきた。リツキは、わざわざ「バススタンプラリー」をしにきたという。厳しい伯母さんからの指令で、ハルトと弟のミキノリは彼女のラリーに付き合わされるはめになった――。いらだつハルトだったが、ラリーを通じてさまざまな人と出合うなかで、リツキへの態度を少しずつ変えていく。友情を通じて子どもたちが成長する姿を描いた物語。この作品は朝日小学生新聞に2012年6月~8月に連載されました。

すずかけ荘の謎の住人

2012年10月31日発売
西村友里著 本体価格800円+税

朝日小学生新聞連載、人気の「すずかけ荘」シリーズ第2作!
小学6年生の女の子、奈緒子が暮らす洋館アパート「すずかけ荘」に、新しい住人がやってきた。布団も持たず、タクシー1台で引っ越してきた「謎の住人」の秘密をさぐるうちに、奈緒子は「すずかけ荘」の住人たちの、ある変化に気がついていく。「すずかけ荘のピアニスト」の続編

青い一角(つの)の少女

2012年10月16日発売
西沢 杏子著 本体価格1000円+税

朝日小学生新聞 人気連載「青い一角」シリーズ第4作!
とんぼの国の生贄(いけにえ)! ?青い一角の少女に知子がさらわれた!
夏休みの一日を、干草村ですごすことになった理子と姉の知子。百日草など、夏の花が咲き乱れる村道を、ピクニック馬車で楽しんでいます。そこに知子そっくりの美しい少女、ツキミが乗車。馬車がとまったすきに、ツキミは知子をまゆに包んで連れ去ってしまいました! 振り返ったツキミの額には青い一角が! ?詩集『ズレる?』や児童書『けしけしキングがやってきた』でおなじみの人気作家西沢杏子さんの虫たちに対する愛情あふれる一冊。とんぼの国と騒動に巻き込まれた、姉妹の勇気と冒険の物語です。

著者・西沢杏子(にしざわ・きょうこ):佐賀県生まれ。幼年童話“トカゲのはしご”で、毎日新聞小さな童話大賞「山下明生賞」受賞。詩集『ズレる?』(てらいんく)で、第15回「丸山豊記念現代詩賞」受賞
イラスト・あらき あいこ:愛知県豊橋市生まれ。雑誌、教材等のイラストほか書籍さし絵がある。

はじまりはジャムネコ

2012年9月30日発売
井上 こみち著 本体価格800円+税

捨てネコを見つけたらどうしますか?
動物と人間が共に生きること、生きられないことの現実を目の当たりにし、成長していく少女の物語
近所の道ばたで捨てネコを見つけた小学5年生のリナは、動物病院なら何とかしてくれるはず、とすがるような気持ちで動物病院へ。しかし、獣医師からは「捨てネコは受け付けない」と言われてしまい……。リナは捨てネコを拾ったことがきっかけで、物知りな少年・ハカセこと黒田博をはじめ、ペットにまつわる様々な人と出会い、深く学び、成長していきます。著者は実際に保健所や動物医療の現場など、長年にわたり動物に関する熱心な取材を行っています。本作でも、ペットとの楽しいふれあいだけでなく、保健所の話など、厳しい現実も描かれた物語となっています。

井上こみち(いのうえ・こみち) :朝小主催の文学賞入選をきっかけに、文筆活動に入る。著作は70冊以上になる。テレビドラマ化された作品に「ディロン~運命の犬」「犬の消えた日」など。「海をわたった盲導犬ロディ」で、第1回動物児童文学賞。「カンボジアに心の井戸を」で、第28回日本児童文芸家協会賞。「往診は馬にのって」で、第6回福田清人賞受賞。近著に震災時に活躍した犬のノンフィクション「災害救助犬レイラ」(講談社)。本作は著者が初めて「ネコ」を題材にして描いた作品。

ママとあたしの通信簿

2012年8月31日発売
結城乃香/文、暁月まろん/イラスト 本体価格1,000円+税

美人で仕事もできるママを持つ小学5年の高倉あずさは、容姿や性格、父親がいないという家庭環境にコンプレックスをいだいている。「ママとくらべたら私なんて。将来やりたいこともないし……」
悩むあずさに、周囲の人々は時に厳しく、時に優しく手を差しのべる。おちゃめで明るい親友のミチ、口は悪いが家族思いの兄・祐一、喫茶店の名物主人のトノさん……。あずさは一歩一歩、大人への階段を上っていく。
思春期にさしかかった女の子の揺れ動く気持ちを繊細にえがきながらも、温かな家族のぬくもりをたっぷり感じられる作品です。朝日学生新聞社児童文学賞作家の第2作、朝日小学生新聞の連載小説です。

青い一角の龍王

2012年7月10日発売
西沢 杏子/文、あらき あいこ/絵 本体価格1,000円+税


班の夏休みの自由研究を「野火川にまつわる『龍王伝説』」にした理子たち。そんな理子たちの前に、龍王が愛するという雪蛍が現れ、目覚めると「森の赤ちゃん」になっていた理子。龍王を眠らせるための子守歌を歌えるのは、「森の赤ちゃん」=理子だけだと知らされますが……。
朝日小学生新聞の人気連載「青い一角シリーズ」でおなじみの理子たちが活躍するファンタジー小説。

西沢 杏子(にしざわ きょうこ):佐賀県生まれ。児童文学作家、詩人。「トカゲのはしご」で毎日新聞小さな童話大賞(山下明生賞)、詩集『ズレる?』(てらいんく)で、第15回丸山豊記念現代詩賞受賞。 今回の作品は『青い一角のギャロップ』『青い一角の少年』(角川学芸出版)に続く、シリーズ3作目。日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員

あらきあいこ:愛知県豊橋市生まれ。雑誌、教材等のイラストほか書籍さし絵『じぶん表現力エクササイズ』(アルク)、『5つの学習習慣』(合同出版)、『親子で実践! 犯罪・危険・事故回避マニュアル』(主婦と生活社)などがある。

サバのみそ煮のいうとおり

2012年3月21日発売
小川美篤著 本体価格800円+税

「サバのみそ煮のいうとおり」と3回唱えると…
病室でとなえたおまじない。
舞台は全国から病気の子どもが集まる大病院。主人公の6年生明彦をはじめ同じ病室の仲間たちは、みんな明るくて個性的な子どもたちですが、心にいつ死ぬかわからないという不安をかかえています。そんなある日、同じ部屋に入院している元太朗が病院から脱走して……。
筆者は次男の入院に着想を得て、この物語を執筆。作品は第1回朝日学生新聞社児童文学賞の最終選考に残りました。朝日小学生新聞連載時には、小学生だけでなく、保護者の方からも大きな反響がありました。笑いあり、涙ありの豊富なエピソードの中に「命・絆の大切さ」が実感できる小説です。

小川美篤(おがわ・よしあつ):1955年香川県生まれ。早稲田大学政経学部卒。放送作家、児童文学作家。テレビ(映像)では伝えられない、活字の世界を描いてみたいという思いから、創作活動を始める。東京都在住。

いつでもだれかの味方です~大江ノ木小応援部 (朝日学生新聞社児童文学賞 第2回受賞作品)

2011年11月30日発売
田中直子著 本体価格1000円+税

大江ノ木小学校応援部の新米部長になったハルタ。顧問の先生が長くお休みすることになったため、教頭先生に廃部を言い渡されます。部をなんとか盛り上げて存続させようと奮闘するうち、周りの人たちに応援されていることにハルタは気づきます。
視覚的でテンポの速い描写と、魅力的な登場人物。圧倒的なおもしろさにぐんぐん引き込まれます。人それぞれの事情にそっと寄りそうことを、子どもたちが学んでいきます。人間関係が希薄になりつつあるいま、子どもたちにぜひ読んでほしい一冊です。

田中 直子(たなか・なおこ):熊本県熊本市生まれ。活水女子短大(現・活水女子大)日本文学科卒業。1990年~93年、熊本日日新聞に童話を掲載。愛蔵版県別ふるさと童話館43『熊本の童話』(日本児童文学者協会編、リブリオ出版、2000年)に「ヒメの野望」が収録。

すずかけ荘のピアニスト

2011年10月25日発売
西村友里著 本体価格800円+税

主人公は、小学校6年生の女の子、奈緒子。母親が入院したため、奈緒子は「すずかけ荘」という古い洋館で、年齢も身の上もさまざまな9人の住人たちと暮らすことになります。ある日、すずかけ荘に、「すずかけ荘のピアニストへ」という手紙がそえられた、差出人不明の花束が届きます。すずかけ荘の住人たちと協力して差出人をさがすうちに、奈緒子は、自分とすずかけ荘とのの深いつながりを知ることになります。ピアノを軸に、人の優しさやあたたかさがえがかれた、ロマンチックな物語。朝日小学生新聞に連載され、女の子からの支持が特に高かった小説です。

西村友里(にしむら・ゆり):1957年京都府生まれ。京都教育大学卒。京都市内の小学校で教師を続けながら、創作活動を続けています。

八月の子どもたち

2011年7月31日発売
甲田天著 本体価格800円+税

先生との約束を果たすため、少年は遠い世界からやってきた――。
昭和33年8月、新潟県・白根町の昼下がり。6年生の翼(つばさ)は、一平と名乗る少年と田んぼで出会った。一平は、「戦時中、学童疎開で世話になった先生を探している」と 翼に打ち明ける。戦中をひたむきに生きた一平と、高度成長期を生きる心優しい翼との心の交流を描く、ある夏の物語。

甲田 天(こうだ・てん):1940年福岡県生まれ。大阪で少年期を送る。中央大学法学部卒業。大阪、東京で広告制作に携わり、現在に至る。2007年、「時の扉をくぐり」で「ちゅうでん児童文学賞大賞」を受賞。新潟市在住。

やさしいおうち

2011年6月30日発売
野原さちこ著 本体価格800円+税

突然転校してきた謎の少年・リョウ。住んでいるのは、丘のふもとの不思議なハウス。四つ葉小学校・五年三組の仲間たちとリョウは、友情のため、コンピューターに立ち向かう。子どもたちと人工知能との不可思議な世界が描かれるミステリータッチのSF小説。
ハラハラ、ドキドキ・・・・。小学生たちが力を合わせて、暴走するコンピューターに挑むバトルが見物。『熱い友情』をテーマに、スピーディーな場面展開が楽しめるエンターテイメントです。朝日小学生新聞の連載小説(2011、5月)を再構成しました。

この空の下で

2011年4月30日発売
井上雅博著 本体価格800円+税

原爆は空から降ってきました。
けれど、僕たちはそれでも空を見上げます。
朝日小学生新聞に連載され、反響よんだ「この空の下で」が単行本になりました。 原爆投下前後の広島を舞台に、戦争や原爆を乗り越えて生きようとする人々の姿が、小学生・高志(たかし)の目を通して描かれています。
新聞連載時には、「今無事でいることにもっと感謝していこうと思った」(小5・女子)、「『命がもうええというまで生きる』などの言葉が心にしみ 入った」(保護者)などといった感想が寄せられました。

ロージーとムサ・シリーズ2 ロージーとムサ パパからの手紙

2012年10月31日発売
ミヒャエル・デコック/文、ユーディット・バニステンダール/絵 本体価格1,000円+税

どうして、すべてがこんなに難しいのか。
パパを喜ばせればママが悲しみ、ママのいうことをきけば、パパが困る。
人気の「ロージーとムサ」シリーズ第2作!
何か月も前に、突然いなくなったパパから、ある日、手紙が届きました。そっちには会いに行けない。ロージーに会いたいから、会いに来てくれと書いてあります。ママにないしょで、ロージーは親友のムサと共に、パパに会いに行くことにします。愛が消えてしまったママとパパの間で、ロージーが決めたこととは……。
2011年ベルギー最優秀児童文学賞銀賞を受賞した「ロージーとムサ」シリーズの第2弾。

ヤーク

2012年9月30日発売
ベルトラン・サンティーニ・文、 ロラン・ガパイヤール・絵
安積みづの, 越智三起子・訳 本体価格1100円+税

フランスで人気のちょっぴり変わったファンタジー
子どもたちをむさぼり食う世にもおそろしいモンスター“ヤーク"には、一つだけ弱点がある。それは、悪い子を食べるとお腹をこわして下痢をするということだ。
ある日ヤークは、マドレーヌという心のきれいな女の子と出会う。ヤークに初めて「いとおしい」という感情がめばえた。食べたい気持ちといとおしい気持ちにはさまれたヤークは・・・・・・。

ベルトラン・サンティーニ : フランスの作家・グラフィックデザイナー・シナリオライター・映画監督。1968年生まれ。エクス・アン・プロヴァンス大学卒。空想の世界をブラックユーモアを交えて描くことを得意とする。代表作に人気テレビ番組シリーズ「グヌーフ」など。

ロラン・ガパイヤール : フランスのビジュアルデザイナー・イラストレーター。1980年生まれ。パリにあるデザイン学校ESAGで学んだ後、アニメーション・SF・歴史映画など数々の映像デザインに携わる。風景画や歴史ものを得意とする。
★2013年度フランス「タムタム賞」候補作
★日本図書館協会選定図書

ロージーとムサ

2012年7月7日発売
ミヒャエル・デコック/文、ユーディット・バニステンダール/絵 本体価格1,000円+税

舞台はブリュッセルを思わせるベルギーの大都市。ある日、ロージーとムサはこっそりマンションの屋上に上がりますが、カギをかけられて、閉め出されてしまいます。その後、二人は・・・・・・。
母と子二人暮らしの少女ロージーと移民の子ムサを主人公にしたシリーズ第1作

ミヒャエル・デコック:ベルギーの作家・ジャーナリスト。1972年生まれ。ブリュッセル芸術大学で演劇を学び、テレビなどで俳優として活躍。その後、脚本や文学に活動範囲を広げ、本書「ロージーとムサ」で2011年ベルギー最優秀児童文学賞銀賞(ブーケンベルプ賞)を、「おばあちゃんが小さくなったわけ」(未翻訳)で2011年オランダ最優秀児童文学賞銀賞(銀の石筆賞)を、それぞれ受賞した。

ユーディット・バニステンダール:ベルギーの漫画家、イラストレーター。1974年生まれ。代表作に「ダビットが声を失ったとき」(未翻訳)。

ゴエさん 大泥棒の長い約束 (朝日学生新聞社児童文学賞 第1回受賞作品)

2011年2月28日発売
結城乃香(ゆうき・のか)著 本体価格1,000円+税

朝日小学生新聞の連載小説。朝日学生新聞社児童文学賞の第1回受賞作品です。
小学校生活最後の夏休み、孝太郎は森で出会った汚いおじいさんを家に連れて帰ります。しにせの造りしょうゆ屋の経営がうまくゆかず、ぎくしゃくしていた家族の関係は、おじいさんの登場で少しずつ変わっていくのですが……。
著者の結城さんは京都外国語大学卒業。2001年、娘に語り聞かせたお話をもとにした『夏がくれたおくりもの』で「第4回ちゅうでん児童文学賞優秀賞」受賞していますが、著作が書籍として出版されるのはこれが初めてなので、この「ゴエさん」がデビュー作となります。

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