あさがく選書

オランウータンってどんな『ヒト』?

2013年12月25日発売
久世濃子著 定価

オランウータンは、チンパンジーやゴリラとともに、私たちと同じ「ヒト科」に分類される大型類人猿です。そう、ものすごく私たち人間(ヒト)と近いのです。
すみかは、東南アジアの熱帯雨林。一生のほとんどを木の上で過ごし、群れをつくらず単独生活をしています。豊富な生態写真や最新の研究成果もふまえ、個性あふれる森の住人の生態に迫ります。ゴリラ研究の第一人者の山極寿一氏(京都大学大学院教授)も「これぞ、今まで待っていた本」と大絶賛しています。

はじめての考古学

2013年11月20日発売
菊池徹夫著 定価

日本考古学協会の前会長で、早稲田大学名誉教授の筆者による、いちばんやさしい考古学の入門書。遺物の使い方はどうやって明らかにするの? 古さはどうやってわかるの? など、わくわくする方法論から歴史を学ぶ意義まで、豊富な図版とともに紹介します。子どもたちの知の扉を開く「あさがく選書」シリーズ第4弾。
★日本図書館協会選定図書

動物に心はあるだろうか?初めての動物行動学

2012年11月30日発売
松島俊也著 定価

モネとピカソの絵を見分けるハト、孤独に育つと攻撃的になるコオロギ・・・・・・
ヒトをふくむ動物行動の研究を通じて、目に見えない「心」についてさまざまな角度から考える、「動物行動学」。この学問の世界を、第一線で活躍する学者が、子ども向けにわかりやすく解説します。ナゾの多い「心」に迫る1冊!
あえて苦労を選ぶホシムクドリ、人間と心を通わせたヨウム――。こうした実験でみられることがらには、わたしたち人間の心と重なりそうな点がたくさん存在します。最新の研究成果を全30話にわたって紹介! 写真や図も多用してくわしく解説しています。

松島俊也(まつしま・としや): 北海道大学大学院教授 1957年1月26日、東京都生まれ。東京大学卒業後、ブレーメン大学(ドイツ)、カロリンスカ医科大学(スウェーデン)、上智大学、名古屋大学を経て、2007年から北海道大学教授(大学院理学研究院)。サケ、ヤツメウナギ、キンカチョウ、ウズラ、ヒヨコなど、いろいろな動物の行動と脳の研究をおこなっている。

経済ナゾ解き隊 お金のホントを知る

2012年5月30日発売
岡野進著 定価

小学校高学年から大人まで、気になるお金・経済の疑問を、一線で活躍するエコノミストが徹底解説! これ1冊で、国内から世界へ通じる経済の仕組みがよくわかります。
伊藤修・埼玉大学経済学部教授(第36回エコノミスト賞)が推薦。「経済の動きの最前線に立ち会ってきた著者が、考える子供を念頭に、腕によりをかけてわかりやすく語りかけた。経済というものを基本から知りたい・考えたい大人にもおすすめしたい」

岡野 進(おかの・すすむ):株式会社大和総研常務執行役員。1956年東京都葛飾区生まれ。その後、おもに千葉県千葉市で育つ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。大和証券株式会社入社後、株式市場の分析などの業務を経て、1991年株式会社大和総研経済調査部に転属。その後、ドイツに語学留学、ドイツ経済研究所客員研究員。1999年経済調査部長、2002~2008年、大和総研アメリカ社長。

  • 朝日小学生新聞の人気連載を書籍化しました。
  • 消費税などの身近な事柄から、ニュースでよく見るリーマン・ショック、失業問題、経済格差、貿易赤字などの時事問題まで、最新のデータをあげて経済の全体像をくわしく解説しています。
  • 書籍化にあたり、グラフと用語解説を多数追加! さらにわかりやすくなりました。

小中学生のための初めて学ぶ著作権

2011年6月30日発売
岡本薫著 定価

中学校の学習指導要領にも明記されるようになった「著作権」について、文部科学省著作権課長として、著作権のルール作りに携わってきた岡本薫・政策研究大学院大学教授が小中学生向けにわかりやすく解説した1冊。
2011年3月に朝日小学生新聞に連載され、「論理的な考え方が身につく」と好評を博しました。この本では、「権利って何?」「著作権はなぜ必要なの?」といった根本的な疑問に始まり、著作権の種類と範囲・例外規定まで、30の項目に分けてわかりやすく解説しています。この1冊で、著作権の全体像がわかります。
携帯電話やパソコン・コピー機などの出現で、「著作権」はもはや小中学生にとっても知っておくべきものになりました。この本では、「ネットでマンガを公開していいの?」「本を勝手にコピーしていいの?」など、具体的な事例を交えて解説しているので、小中学生が著作権とどのように関わるかがわかります。「著作権」という社会のルールを知ることが、「自由と民主主義を使いこなせるのか」という大きなテーマにつながっていくことを解く解説は読み応えがあり、社会や権利について考えるきっかけになります。
朝日小学生新聞に連載され、反響を呼びました。

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